藤圭子さんの訃報にはびっくりしました。
NHKラジオの「
夏休み子ども科学電話相談」(番組名うろ覚え)の合間のニュースに
いきなりそんな話が流れてきて、思わず仕事の手を止めてしまいましたよ。
藤さんに関しては「
宇多田ちゃんのお母さん」ということと
「
圭子の夢は夜開く」という曲があることしか知らなくて
宇多田ちゃんのお父さんと離婚していたことも、その前は
前川清さんと結婚していたことも
今日初めて知ったという体たらくですが(ほんとに音楽業界出身なのか? >自分)、
娘さんあんなに売れたしいい子そうだし
悠々自適なんだろうなと思っていたのに。
と思ってちょっとショックでした。
私から見たら、自身の才能にも恵まれて娘も授かって
その娘も才能持ってて大成功して…って羨ましいばかりだけど
それでもどうしても生きていられないほど辛い思いをしていたのかも知れないなあ。
でも↑上記のような感じだったら「いいわねあなたは
恵まれて」とは言われても
その辛さに寄り添ってくれる人は意外と少ないのかも知れない。
勿論
打たれ強さの程度というのは人それぞれですから
別の人が同じ立場に立った場合、彼女と同じことになってしまうのかというと
それは必ずしもそうではないと思うし、
かと言って彼女が打たれ弱いわけでもなかっただろうから
(何せ
芸能界にずっといらした方ですからね。)よく言えませんが、
幸せってほんとぱっと見やスペックじゃ量れないものなんだなあ…と思いました。
と同時に、いまだに
表層的なことでしかものごと見れない自分を
またもや垣間見た気がして、ちょっと
我ながらうんざりもするのであります。
でも、もしかしたら私みたいな人(表層的にしか他人を見られない人)は
案外結構多いのかも知れない。
(
おまえと一緒にするな という声が聞こえてきそうですが・苦笑)
だから傍から見たら順風満帆幸せでたまりませーん って言っていてもおかしくない人が
意外な心の
闇を抱えてしまうことが、世の中にはあるのかも知れません。
そういう人は自分の恵まれた状況もちゃんと知っていて、
だから同情もしてもらいづらいであろうことを解っているだろうから
余計独りで抱え込んでしまうのかも。
逆に、表層的には「世間の
王道」ではなくて
ちょっと
いばらの道かも…という感じの人でも、
周りが思っているよりずっと幸せ、という人もいるのでしょうね。
私は既に「王道」を
思いっきり外れているので(^-^;;;)
せめてそういう人になれたらいいなと思います。
まあ、基本的には
些細なことで幸せになれるタイプなんですが
どうも時としてひとさま(「王道」に限らず)と自分を比べてしまう癖があり、
みなさんと比べて自分の足りない点ばかり気になって
(その「足りない点」には、自分の力じゃどうしようもないものもある)
へこんでしまうことがあるのでね~。
藤さんが何を抱え込んでしまったのか、
彼女についてあまりに無知なわたくしは想像するすべもありません。
ただ、幸せな気持ちで旅立つことができなかったであろうことが残念です。
ひたすらご冥福をお祈りいたします。合掌。
宇多田ちゃんが心配だ… ・゚・(ノД`)・゚・。